11月20日、11日目。
前日は3時起きだったため、8時半ころ寝てしまいました。
朝は、6時起床。
寒いですね、岐阜県。曽爾に負けないくらいの寒さで目が覚めました。
実は昨日から迷っていたことが。
郡上八幡を目指していたら、思わぬ標識に目が釘付けに。
『白川郷 ８０ｋｍ』
え～、そんなもんで行けるの！
一日200キロくらい走ってると、行けそうな気がしてしまう距離なのです。
片道2時間か～、近いな。。。
一度でいいから、あの部落を見てみたい！と思い、ものすごく迷う。でも、明日は休息日にしないとそのあとがな～。。。とか。
すると、まちやどオーナーの木村さん、
「バスがあるよ～」と。
そういうわけで、ちょっと贅沢して、バスで行ってみようか、、、それも今朝、いまだに迷っていました。
とりあえず、郡上八幡城と城下町を観て来よう！と、キャンプの残りの軽い朝食をゲストハウスで済ませ、散歩へ。
城下町は雰囲気を大事にしている通りもあり、水路もいまだ当番制でお掃除されているようでした。（掃除をしている姿はお見かけできませんでしたが）
郡上八幡城
写真でもわかりますが、郡上八幡の水路は、流れに勢いがあります。
なので、たとえ塞がれていても、町中で、せせらぎが聞こえるんです。
それは、静かな郡上八幡の素敵なところでした。
このせせらぎに、町が清められているのでしょうね。
水は淀ませてはいけない、そう思いました。
さてさて、1日1本しかない白川郷行のバスの時間まで少し余裕があったので、ゲストハウスでコーヒーでも飲もうと、一度帰宿。時間通りにバス停に行くと、着く直前にバスが１台走ってゆくのが見えました。
バス停で待てども待てどもバスが来ないので、バス会社に問い合わせてみると、遅れの情報はないとのこと。
バス、見切り発車だったようです。あれまー。
そうか、今日はここでゆっくりしなってことか。
そう思い直し、再び町をブラブラ。
旧市庁舎で美味しいホットミルクを飲んで、身体を温める。
役所だった面影を上手に使ったリノベーションが素敵な旧市庁舎。午前中の光が優しくて、居心地よかったです（＾＾）。
では、お昼ごはんを買って、宿でのんびりしようかな～。
そう思って、惣菜を入手。観光地価格、ちょっと高めでした。
肉じゃがコロッケ２００円！切り干し大根２９０円！驚きますね。
あと、これは郡上に限らないようですが、基本、不愛想です。なんていうか、外人さんみたい。機嫌が悪いわけではないようだ、という感じの、笑顔のない感じです（笑）。
さて、こういう時にほんとに居心地がいいのは、ゲストハウス。
みて下さい、この素敵な居間。
まるで誰かの家みたいに居心地のいい居間。自由に使っいいですよ、と言われていたので、一人貸切です。私の部屋かの如く、ここで、旅ブログの記録が始まりました。久々にPC開いて、ついでにテレビなんかも観たりして。
その間も、このゲストハウスをデザインされているかたが、自らペンキを塗りに来ていたり、まちやどを見学したいと、お客様が来たり。昼間は私だけだったので、なぜか対応したり（笑）。
旅先とは思えないゆっくりしたひと時を過ごせました。
そして。
昨日は休みだった銭湯へ！ここ、すごいのです。町に唯一（と思われる）銭湯、天徳湯。
営業時間、３時間！
定休日、週二日！
幻の銭湯的な感じです。
意気込んで１６時、宿を出て、１６時１５分くらいに行くと・・・。
すでにお風呂上がりの方が５人くらいいる！！！！
早い。早すぎる。。。
意外とテンポの速い郡上を感じた一瞬でした。
その後、風呂がほぼ貸切になり、何だか贅沢な時間を過ごす。
身体の温かさに任せて、昨日宿に遊びにいらしていた、カフェ経営の方のお店に行ってみました。
今年オープンしたそうです、『糸カフェ』さん。
https://www.facebook.com/itoproject?fref=photo
私の個人的な感想ですが、郡上は食品は高かったけど、珈琲は結構どこもお手頃でした。
しかも、糸カフェさんにはデカフェがあったので、早速注文。シフォンケーキも思わず注文。（今日はよく食べてるな～）
なんと！この方、国分寺のカフェスローの元スタッフさんでした！
カフェスローは、私の地元にあるスローライフ、スローフード、その他社会環境含め、いろんな意識が高いカフェで、私も時々ライブをさせて頂いたり、この夏は結婚パーティーでもお世話になったのです！
東京に住んでたことがあると聞いてお話ししてたら、繋がっちゃいました。
すごいな～、何の縁もなく尋ねた町に、ご縁があった！
これも、交友できるゲストハウスのおかげですね。
とっても美味しいコーヒーと、楽しい会話、ありがとうございました！
皆様も郡上八幡に行ったら、糸カフェさんに是非！とっても広くて、くつろげるカフェですよ～！環境のことも色々意識が高くて、郡上の水のお話なんかもしてくれます！
ただいま～、と、すっかり馴染んでしまった宿に戻ると、オーナーの木村さん、戻っていました。この日は宿泊者が少なかったので、
「ご飯一緒に食べる？」と誘ってくださり、ご一緒させて頂くことに。
郡上には『けいちゃん』という名物があって、卵を産まなくなった鶏の鶏肉を、たれ漬けにしたものがあります。野菜と炒めると美味しい！ということで、けいちゃんをご馳走してくださいました。私は、伊勢で購入した米を提供。これとお味噌汁で・・・。
だけではありませんでした。
前日のいらしたかたが、猟師さんで鹿肉をお持ちになって、鹿肉パーティーをしたそうなんですが（私は早々寝たのでありつけず）、なんと、忘れ物をしていかれました。
睾丸。鹿の。
冷蔵庫にコロンと入っていました。
「これど～しよ～。」
と言いつつも、「取り合えず、塩コショウで炒めてみよう」と、果敢に料理し始める木村さん。
全く検討のつかない食材におびえる私。
途中、パンっとはじけたりしたものだから、二人で驚き( ﾟДﾟ)！！！つつも、なんとか火が入ったようで。
切り分けて頂きました。原形は生々しいので割愛します。
いざ、試食・・・・！
・・・・・・美味し～～～！よかった！臭みも全くなし！
意外と食べやすかったです。
漢方では干して精力剤にするようなので、夜寝れなくなったらどうしようかと思っていましたが、ぐっすり熟睡。
でも、腎気を補うようなので、考えてみれば、２，３日とっても元気だったのはこれのせいだったかもしれません。
このあと、もう一人の女性宿泊者も帰ってきて、３人でおしゃべり。
なんかこういうゆっくりした時間、とても嬉しかったです。
そして、お話してて感じたのは、郡上は地元の方の情報がないとホントの面白さにたどり着けないのかも、ということ。
とても親切に、観光ではない、いい情報を教えてくださることもあり、私はこのゲストハウスにしてよかったな～、と思いました。
ゲストハウスまちやどさんは、やはりこちらも今年オープンしたばかり。とてもいい宿なので、観光よりも、ホームステイで地元密着な感じが好きな方にはおすすめです（＾＾）。
ゲストハウスまちやど
そして、いよいよ明日は最後の宿に移動です！
おやすみなさい。
つづく・・・。
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